リブリケーション
タイトルは、人の手による給脂。
ちなみに「自動」の場合はリブリケーターと呼び、空気回路等に設ける装置に使われています。金属同士の摩擦軽減のため、潤滑剤を圧縮空気と混合し自動で給油する物です。昔カワサキの「RS-750」=Z2の駆動チェーンに自動給油装置なる物がありましたネ
本題はフライリールの整備。取り外しのできる部品関係はすべてはずし、脱脂剤でベアリングの古いグリースを取り除き洗浄。中性洗剤で漬け置きした後、エアーブローして水分を除去し給脂という手順です。ビス類は少量のグリースを付けておくと、錆の防止と次回の取り外しが楽になります。あとスプロケットの噛み合い歯の欠損等がないか目視で確認することくらい。気が向いたら、コンパウンドでリールフットの研磨でしょうか。これはSUS304のステンレス鋼の場合で、汚れを落とす程度にとどめています。
但しケミカル品は必要に応じて以下の物を使用。
■チェーンクリーナー
・グリース封入型のベアリング(密閉型)洗浄=内部グリースの漏洩防止
■ラバーグリース、シリコングリース、モリブデン
・”O”リング等を使用している箇所のベアリング給油=ゴムの劣化防止
・特に二硫化モリブデン配合(黒鉛色)のグリースは高圧性が必要な大型リールに使用
■オイルグレード
・流動性がそこそこで粘度がVG32程度=シャフトに塗布した塗幕を一定期間維持できる
最後にどんなグリースやオイルも付けすぎは禁物です!!
上記において、各人の責任でお試めしあれ。。。
by kitasaitoasahikaw | 2007-12-15 10:20 | Fly fishing