East River'08・・・冬の陣(その四)

Labyrinth・・・迷宮

 氷点下9℃の世界、夜も明けぬ国道39号線を東に向けひた走る。層雲峡から三国トンネルまでの圧雪アイスバーン。ハンドリングは慎重かつ冷静にコーナー直前でエンブレを軽く効かしタックインでタイトコーナーを走り抜けていく。松根橋を通過する頃には東の空がうっすらと赤みを帯びてきていた。
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何処までも続く平坦な道、十勝平野を走る頃になるとまばゆいくらいの太陽が顔を出し、とたんに外は真冬の冷気に包まれていく。ポイントに降り立ち吐く息も白くいっそう冷たさを感じさせる。
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 いつものように支度を済ませ、いつもの通り釣りをする。そしていつものように釣れない。仕方なく宛てのない放浪のポイント探しが始まった。彷徨い始め辿り着いたポイントは最初に釣りを開始した場所の真向かい、時計の針は12時を過ぎ超えていた。
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やっとここで一尾のアメマスと出会うことが出来た。自分のフライをしっかりと銜えてくれた魚体は、西日に照らされ銀鱗が眩しい程に輝いている。銜えたフライはこれと言って特徴のある物ではなくチャートリュース。その後手持ちのフライを取っ替え引っ替え流すも明快な答えを出せず迷宮する。
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しかし時既に遅し、正面に見える夕陽が否応なしに釣りの終了を告げていた。
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 最終ポイントでは同じ氷点の街、北彩都から来られている方と時を過ごした。ヘラブナ釣りは隠居されたようでしたが、それ以外の釣りジャンルに精通されておりここ十勝も通い始めて3年目のO氏。H爺より釣っていましたから(笑)
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-30 13:27 | Fly fishing

East River'08・・・冬の陣(その三)

十勝本流を後にした自分たちはアメマスの聖地に立っていた
ここでは隊長さんとお会いすることが出来き、挨拶もそこそこに上流へと移動
最近の隊長は必ず後ろ手に直立不動の姿勢(笑)
なにやらビギナーズラックの方にレクチャーをしている様子
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目指すポイントでは瀬の開きに先行者の方
その瀬にフライを流すがアメマスは沈黙を守ったまま
自分より10m程下流の開きで先行者の方がほぼ爆状態・・・な~ぜっ?
結局、瀬を一通り流すも絶対数が少ないよう思えた
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後で気づいた事だけど流し方にも問題有りだったんですよ(汗)
そんな状況を見かねたのか先行者のご厚意で開きのポイントで釣らして頂くことに
そして自作マーカーまで分けて頂き、ついでにレクチャーまで(笑)
先程の無反応が嘘のように釣果を伸ばすことが出来た次第
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日が傾き始めた頃、そろそろ引き上げようと思いながらも好反応で自分とクレージーさんはロッドを仕舞うタイミングを逸する
16時、最後の一尾で帰えろうと言うことでクレージーさんと言葉を交わしたのだが
クレージーさんはバラシの連続・・・ハッハッハッ
H爺は隣でキャス連していましたから(爆)
狭い開きで見ず知らずの釣り人同士
3人のロッドが同時に弧を描き一喜一憂
いや~っ、本当に楽しかったな
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帰路の途中、最近クレージーさんと行きつけのラーメン屋さん
お気に入りの豚骨スープで好みの醤油ラーメン
やみつきなりそうです(笑)

追伸
先行者の方は隊長さんのお知り合いと伺っていたのですが、ポイント取りであくせくする方が多い昨今、地方から来る釣り人を快く受け入れてくれる地元のFFMのマナーに敬服です
ありがとうございました
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-25 19:30 | Fly fishing

East River'08・・・冬の陣(その二)

漆黒の闇夜に包まれていた東の空
吹雪の北彩都を走り抜けようやく十勝平野に入った
舞い上がって着いた雪が愛車のリアゲートにびっちり付いている
冷たい風を受けながら走る車の窓越しに、丘の稜線がうっすらとオレンジ色に染まり始めてきた
どうやら朝一番の冷え込みが予想される空模様
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ポイントではクレージー氏aki氏が先に待っていてくれた
そして、自分達の車の横にテントが一張り・・・えっ!?
それも夏用のシートなのだが
車載の温度計は氷点下5℃だよ・・・寝れたのかな~
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それぞれのタックルシステムで挑む十勝川のアメマス
明快なアタリはあるものの、なかなかフッキングに至らない
そんな状況下で先行したルアーの方が一尾ヒットさせたのを確認しただけである
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数カ所を移動した後に辿り着いた下流域ポイント
この頃になると上流からのダウンストリームの影響でキャストすらままならない状況となっていた
aki氏がウェーディングしてキャスト開始早々に待望のアメマスがヒット!
自分とクレージー氏は未だタックル準備中でのこと・・・早っ(笑)
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朝日に輝く魚体がやけに眩しいじゃないか
満面の笑みを浮かべるaki氏、その後さらに一尾を追加したという
どうやらここのポイントではaki氏のフライが好みのようだね(笑)
ただ、この後が続かず時間だけが過ぎていった
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H爺・・・・・・・・何に写しているの?
クレージー・・・アリですぅ
H爺・・・・・・・・裸眼では被写体を確認できず(爆)
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厳しい釣りを強いられる中、自分とクレージー氏は午後から移動する予定であったためここでaki氏と別れることに
自分たちは一路東の渓流へ向かった
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-23 17:59 | Fly fishing

Double Hook・・・アメマスへの使者

前回の十勝本流で得たもの
♯10DTラインにティップⅥをチョイスした場合のスペイキャスティングの難しさ
そしてもう一つは、この時期に反応がよいと思われるフライのカラーチャートであった
フライタイイングに至っては、沈倒木の際を狙うためドロッパーは使わない事を想定
たった3回の遠征釣行から導き出した事が以下のようになった次第
・フライ(マテリアル)の動きを極力阻害しないこと
・フック自体の自重で沈降速度が速い物
・流れの中で安定性が維持できる物
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たいした事のないフライに仕上がったけれど
この1本のフライで1発勝負してきますわ
ロストした時点でゲームオーバーかな(笑)
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-20 20:57 | Fly fishing

East River'08・・・冬の陣(その一)

早朝の十勝
ところどころに朝靄がかかる街を通り過ぎてゆく
足下の草木には霜が降りた跡
朝日を胸一杯に浴び本流に立ち込む
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数カ所のポイントから彼ダンケルド氏は、的確にポイントを絞り込みアメマスをヒットさせていく
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自分のフライに幾度となくアタックしてくる不明の魚信
正体を確認したいのだが、どうしてもフッキングさせられない
気ばかりが焦る
ティップⅥではフライがフィーディングレーンに届かないとでも言うのか
それともフライがマッチしていないのか
フックサイズ、カラーチャート、スイングスピード
遡行錯誤を繰り返す
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見かねた彼からそっと差し出された1本のフライ
「これ使ってみて」
早速ティペットに彼のフライを結び本流へ
明確な答えを得られない自分のフライトとは明らかに反応が違う
しかし、どうしてもフッキングさせられない
申し訳ないことに彼のフライもロストしてしまった
差し出されたフライに使われていたマテリアル
質感を基に1本のフライを本流の流れに
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ゴンッ
ラインから伝わってくるヘッドシェイク
今度は間違いなくフッキングしたようだ
ボトム付近からラインが一直線となる
リトリーブするラインに全身を使って抵抗してくる
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やがて力尽き果て表層からその姿を現したのは本命のアメマス
メタリックシルバーの魚体に描かれたスペックルドマーク
キョトンとした顔
まだあどけなさが残る
やっと出会えた彼女に挨拶し早々と流れに戻してあげる
またな!ホッ
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気が付けば周りが薄暗くなっていた
さあ、そろそろ帰ろう

 一日をふりかえり
今季、十勝本流を訪れるのは3度目
ゴアテックスのインナーを着用して挑んだ11月の十勝本流
当日は微風で日中の気温も上がり、レインウェアーとウェーダーの中はとんでもないことに(爆)
そして、今回の釣果は本流に精通しているダンケルドさんのサポートがあっての事
ありがとうございました
次回はH爺の爆走車でどうぞ(笑)
十勝本流へは、三国峠スペシャルコース周り片道二時間の旅となります
レカロのシート、4点シートベルト、ヘルメットは自前でお願いしますぅ ・・・ハッハッハッ
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-16 07:26 | Fly fishing

GORE-TEX・・・防寒対策

シーズンラストを向かえ、寒風で体感温度が相当低く感じるこの季節
今回、ゴアウィンドウストッパーのソックスを購入
これで昨年から着用し始めた保温性が高いゴアテックスのインナースーツと合わせ、足先から首まで防寒対策はバッチリ
それでも、ポイントではフリースのネックウォーマーとキャップを被る
寒いのが大の苦手でしてね(笑)
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巷ではボチボチとクリスマスソングが流れ始めましたね
つい先日、某繁華街へ
数年前とは比較にならないほど客待ちのタクシーが溢れていました
H爺の呑んべぇ時代は、1時を過ぎる頃になると帰りのタクシーを心配していたものでしたが(爆)
今じゃこの業界も大変でしょうね
さあ、仕事もラストスパートです!
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-14 20:16 | Fly fishing

HOUSE OF HARDY・・・パラコナ・ファントム

十数年前、諸事情によって自分の手元を離れて行ったバンブーロッド
ハーディー・パラコナ「ファントム」
先日パーフェクトを入手してからその存在が気になってしょうがなかった
意を決して譲った同僚にアポを取ったところ、その後多忙を極め使用していないとの事
そんなことで同僚の好意で拝借することが出来たのである
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キャスティングもろくに出来ない所有当時
ラインのバイブレーションを押さえきれず苦労したな~
フォワードキャスト・ストップ・ドリフト・ポーズの一連の動作
頭で理解していても、どうしても力任せにキャストする自分(滝汗)
その時の師匠はファントムでフルラインキャストですからね~
やっぱりハーディーのロッドにはハーディーのリールがお似合いでしょう
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-09 16:19 | Fly fishing

East River'08・・・秋の陣(その二)

車中泊も大分慣れたつもりだったが、この日の朝は特別であった
寝入ってから寒さで何度も目が覚め寝た気がしない
車載の温度計は0度を指している・・・マジすかっ!
おまけに肩こりと筋肉痛で人には見せられ無いような歩き方をしている自分
こんな時、本当に歳を取ったと実感するのである(爆)
さて、気を取り直して目指すポイントへ
今日は隊長さんとご一緒
そしてつりすきーさん、アメ太郎ご夫妻、アメ友Kさん、akiさん達が
日が昇るにつれて朝の寒さが嘘のような陽気
自分はアメ友Kさんが向かった上流域へ
そのセクションで自分が瀬頭、アメ友Kさんは開きへ
この位置取りをアメ友Kさんからご教授
なるほどでしたね
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昨日同様、アメマスの活性がすこぶる良い
そんな中、一昨日バラしたと思われるアメマスをランディング
アメマスの口元に自分のフライを二個銜えていましたから(笑)
この時期、異常なほど定番フライに反応を示す
しかし、少し離れたポイントではまるっきり無関心なアメマスが居ることも事実
キャスとしたラインの影がアメマスの頭上を通過するだけで群れが散る始末・・・唖然!
これには参りましたわ(笑)

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【特訓中のあめ太郎ご夫妻】
・勝ち誇るあめ太郎さん・・・師匠ヒットしましたよ
・隊長・・・・・左手を腰に掛けると釣れるようになるんじゃい!
・一言・・・・・奥様の頭がエッグに見えて仕方がない

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【つりすきー指導員とその生徒Aさん】
・うなだれる生徒Aさん・・・・釣れないよこのポイント
・つりすきーさん・・・そうか、さっき釣っちゃったからな!
・一言・・・生徒さんより先に釣ってはいけません

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【あめ友K指導員とあめ太郎さん】
・あめ友Kさん・・・俺の自作マーカー、1個1000円でどうだ!
・あめ太郎さん・・・ぼったくりじゃないですか~
・一言・・・良心的な指導員を見抜きましょう

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【とある隊長のワンショット】
・隊長・・・おっ~コレクションがまた増えたわ!
・背を向けるakiさん・・・どうせおいらのロッドには振り向いてもくれないぜ!
・一言・・・アンダーハンドのロッドは持ち込み禁止となっております

※以上、コメントは勝手に記述いたしましたことご了承下さいませ

最後に他人事ではなかったので
ポイントの入り口近くで車が路外に率脱
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幸い運転手には怪我が無かったようなのですが、楽しい釣行であっても無事故で自宅に辿り着くまでと言う事を再認識させられました
皆さんも事故には十分注意されている事と思いますが、くれぐれも安全運転を心掛けて下さいね
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-04 21:24 | Fly fishing

East River'08・・・秋の陣(その一)

晩秋の十勝川本流
ポイントは朝からどんよりとした厚い雲に覆われていた
偏光サングラスを掛けていてもコントラストが付きにくい空模様
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タックルはCNDアルティメイト15ft/#10にラインをGPS9/10/11DTFのタイプⅣをチョイス
蕩々と流れる本流へディープウェーデング
ラインを水面に繰り出しファーストキャスト
ところが周囲の風景が限りなくダークグレーな状況の中、難しいキャストを強いられるとは
問題はダークブラウンのティップカラーでは、川の色と同化して自分とアンカー位置の距離感がつかめずにミスキャストを連発
これが自分のレベルなんだろうな
仕方なく的確にキャストできるショートレンジでテンポ良く釣り下ることに
砂地を500mも釣り下っただろうか
結果はノーコンタクト・・・また来るさっ!
その後、明日の入渓を予定していた河川を目指し移動することに
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ここではシングルロッドに持ち替えポイントの様子をうかがう
ゴロタ石周囲に付いた泥の跡から察して、前回より水位が20㎝近く低下していることが見て取れた
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鱒達が移動していなければいいのだが
そんな不安も一投目から十分な手応えと共に幸先の良いファーストヒット
プレゼンしたポイント全てからナイスファイターがフライを銜え、自分のロッドを絞り込んでくれた
まさに十勝川の鬱憤を晴らすかのような釣果・・・止められない!
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どれくらい釣りしていたのだろうか
ふと気づくと西日が差し込み肌寒くなってきた
さあ今日はこれで終わりにしよう
明日のためにね
フゥー腹が減りましたわ
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by kitasaitoasahikaw | 2008-11-03 06:50 | Fly fishing